鉢の味


鉢では、山の幸を大切にした味の文化があります。
食における本当の「豊かさ」とは、こうした自然の恵みを
美味しくいただくことにあるのではないでしょうか。


 

 ミノさんの手作りのごちそうの数々。(2003年(H15)8月31日)
 

 


ぜんまい、わらびの油炒め、しおに芋、
きゅうりの浅漬けなど


 

なす、ピーマンなどの油炒め





なめこなど山菜の酢の物






ぜんまい等をいれたケンチン汁

 


山菜祭 石仏

石仏の山菜祭は、5月に開かれます。十日町広域圏内の各地で行われ
 る山菜祭(山菜の会)の中で吉田地区(鉢の石仏のある地区)
 が一番長く継続され伝統を誇っているといいます。


 この日のメニューを書き留めてみると・・・

天ぷら・・・タラの芽、ヨモギ、フキノトウ、ハナイカダ、タケノコ、ノノ葉(そば菜)

煮物・・・・ゼンマイ、ウルイ、タケノコ、ウド、木の芽

油炒め・・・コゴミ、フキノトウ、ゼンマイ、ウド

おひたし・・ワラビ、ソバナ、ウルイ

和え物・・・コゴミ、トリアシ、そば菜、ウルイ

酢の物・・・うど

つけもの・・アニンゴ

けんちん汁・・キノコ、ニンジン、ゼンマイ、ワラビ

など


 
 






 

鉢の山菜

左から

山ウド
ウルイ
アケビ
フキノトウ
コゴミ
ノビル


 
山菜の調理法など



干しゼンマイ
 

ゼンマイ

<採取時期>
4月頃から山奥では6月中旬まで
<乾燥保存>
ひとさじの重曹を入れて茹でる。
天日でもみ干しながら乾燥させる。頭の綿はとる。
<もどし方>
@30分ほど水にひたす。
A水から入れて火にかけ、ブツブツ沸騰した
らぬるま湯にうめて、手でゴシゴシもむ。
<調理方法>
 油炒め、煮物、ゼンマイご飯、けんちん汁の具



 

干しワラビ 
タテに筋がありゼンマイに比べやや細目

 

ワラビ 

<採取時期>
3月から8月上旬まで。若芽を根元から採る。
摘めば摘むほど新しく芽吹く。
<乾燥保存>
木灰か重曹を入れて茹で、天日にもみ干す。
食べるときには茹で戻す。
<もどし方>
ゼンマイと同じ
<調理方法>
 油炒め、みそ汁の具
<生のアクヌキワラビ>
 生姜和え、辛子和え、煮物
、マヨネーズ和え、シーチキン和え


 

     

 フキノトウとフキノトウの天ぷ

 

フキノトウ

<採取時期>
春一番のころ
<調理方法>
天ぷら、味噌和え、ゴマ味噌和え、
からし味噌炒め




    

コゴミとコゴミのゴマ味噌和え
 

コゴミ(クサソテツ)

<採取時期>
4月〜6月
<調理方法>
おひたし、ごま和え、カラシ和え、
天ぷら
<保存方法>
塩漬け保存
塩をたっぷりふり、重石をのせてお


       

 ウルイとウルイのおひた
 

ウルイ
(オオバギボウシ)

<調理方法>
包皮・・おひたし
若芽・・天ぷら、煮物、味噌和え、おひたし
茎・・・カンピョウ
   (ユウガワのカンピョユと同様に使う)


 
 
ミツバアケビ

<採取時期>
4月〜6月
<調理方法>
おひたし、木の芽ごはん




山ウド

<採取時期>
春一番〜7月
<調理方法>
油炒め、天ぷら(葉)、サラダ
<アク抜き>
茎を縦に割ったり、皮をむいたもの
をしばらくかけ水にさらす。
白い油が浮いて油が抜ける


 



 タラの芽
 




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